痕跡を残すことと、消えてしまった記憶と、の追いかけっこ。身体性を用いた技法で絵画を制作する櫻井類と、忘却をテーマに作品を制作するジダーノワ・アリーナの2人による展覧会。
櫻井の絵画は、櫻井がその絵画に対して向き合い、動きをそのまま描いていくことで作られる。その絵画に動きの痕跡が残り、それが作品となって残される。
それに対してジダーノワは、忘却をテーマに、想起できる記憶と思い出せない記憶について研究し、制作している。
櫻井が作り出す世界は、いわば忘却させないための行動である。櫻井のつくる痕跡をたどりながら、記憶と忘却について、この展覧会で探っていきたい。
主催・企画|Zhdanova Alina
助 成|公益財団法人西枝財団、朝日新聞文化財団
協 力|アートスペース感
制 作 協 力|京都芸術センター、Quartier em Hafen
お 問 合 せ|「ゆらゆらゆれる記憶と痕跡」事務局 E-mail : yureru2022@gmail.com
モスクワ生まれ、北海道出身。
映像作家 / インディペンデントキュレーター
京都市立芸術大学 博士課程に在籍。記憶をモチーフに鑑賞者の記憶と対峙するような作品を作る。国内外の映画祭や展覧会
などに出展。 2021年に「Symptoms」(アートスペース感)をキュレーション。同年、モスクワの生家を訪ね、記憶のフィールドワークを行う。2022年は京都芸術センターとQuartier am Hafen(ドイツ)とのArtist Exchange Programに参加。2ヶ月間ケルンで滞在制作を行う。
広島県生まれ、大阪府出身。
画家 / アーティスト
京都芸術大学博士後期課程修了。描く身体とその痕跡としてのイメージに着目した作品制作やライブパフォーマンスを行う。
主な個展 / galerie 16 (2016-2021) ・ギャラリー島田 (2016,17,19,21)
岐阜現代美術館 (2019)
アーティストインレジデンス / フィンランド(2016)・スウェーデン(2018)
舞台作品出演 / アンサンブル・ゾネ「2022 空 そこはかとなく 刻々と」