公益財団法人西枝財団が実施しております「瑞雲庵における若手創造者支援事業」にご応募いただき、誠にあり がとうございました。厳正なる選考の結果、下記の2事業の採択 をいたしましたことをご報告いたします。尚、選考の内容につい て個別のお問い合わせにはお答えできかねますのでご承知おきください。 今後とも公益財団法人 西枝財団の活動にご理解ご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2023年度 採択事業
春季
山田隆行『Liquidity(仮)』
アーティスト:Kio Griffith, 田中秀和、西村雄介、八木良太、水木塁
【選考理由】
現代の美術を取り巻く社会状況とテクノロジーの変化を鋭く考察し、同時代性を強く意識させる内容かつ未来への展望を包括した視座を持つ深度のある企画でアーティストの選択も説得力があり、このメンバーでこのテーマの展覧会を見たいと強く思わされるものがあった。また、各アーティスト毎に予算管理がきちんとなされており、会期中の運営もしっかり考えられていたことも高評価に繋がった。
秋季
渡邊賢太郎『日本的美意識の再考(仮)』
アーティスト:濱大二郎、松井照太、中村壮志
【選考理由】
日本の文化や感性に影響を受け、思考しているアーティストの作品を瑞雲庵という空間に日本的な美意識を持って展示するというある意味ど直球なテーマであるが、日本的美意識を独自の解釈によって作品化するアーティストを選定するセンスの良さとよくまとまった応募資料や会場に配慮した展示空間作りへの姿勢から誠実さが垣間見え、無理のない運営計画なども非常に印象がよかった。
選考委員
京都精華大学 副学長 吉岡恵美子氏
京都市立芸術大学 教授 加須屋 明子氏
Actual. inc 代表 辻 勇樹氏
公益財団法人 西枝財団 事務局長 西枝 康一